ドーパミンやエンドルフィンなどの神経伝達物質
ドーパミンは脳内の報酬系に関与し、例えばSNSの「いいね!」やスマートフォンの利用など、特定の行動によって放出されます。
この報酬系は、人間が生き延びるために重要な役割を果たしていた遠い昔の生活様式に由来していますが、現代の技術や環境の変化には適応できていないと述べられています。
また、運動によってもドーパミンが放出され、エンドルフィンも分泌されます。
運動によって得られる報酬は、スマートフォンの利用などよりも多いとされています。
さらに、うつ病に対しても運動が有益であることが述べられていますが、うつ病の状態では運動への意欲が低下してしまうことも指摘されています。
著書には、運動で幸せな気分になるための具体的なガイドラインが示されています。
それは、週に3回、最低30分の運動を心臓がドキドキする程度に行うことが推奨されています。
私も通勤を徒歩にする、休日はウォーキングを習慣化するなど工夫しています。
パソコン関係の仕事に就いていますが、歩いた後の生産性は向上してると感じます!
ストレスに対する運動の効果
まず、運動に関しては、心臓の脈拍を上げることが重要であり、バスや電車での通学の代わりに歩いて行くなど、既存の行動を工夫して運動量を増やす方法が提案されています。
また、ジョギングや自転車、水泳、スキーやローラースケートなど、通学とは関係のない運動でも効果があると述べられています。
運動の効果としては、運動後に幸せな気分になることが挙げられており、ドーパミンやエンドルフィンが放出されることで自己満足感が得られるとされています。
また、長期的に運動を続けることで、うつ病やストレスへの抵抗力が向上し、日常生活を楽に乗り越えられるようになると述べられています。
一方で、過度なストレスは体や脳に悪影響を及ぼす可能性があり、特に扁桃体という部分が警報を鳴らし、体が恐怖やパニック状態に陥ることが説明されています。
適切なストレスは成長や学習に役立つが、過度なストレスは身体的・精神的な健康に悪影響を及ぼすことが示唆されています。
ストレスを感じる仕組み
まず、扁桃体が脳の警報器として機能し、危険を感じるとストレスホルモンであるコルチゾールが放出されます。
しかし、運動をすることでコルチゾールのレベルが下がり、ストレスが和らぐことが述べられています。
また、運動によって海馬と前頭葉が強化され、扁桃体の反応を抑制し、ストレスに対する耐性が高まるとされています。
さらに、定期的な運動によって脳と身体がストレスに慣れ、普段から落ち着いた気分でいられるようになると説明されています。
して、大事なことや怖いことの前に運動をすることで、一時的にストレスを減らすことができると指摘されています。
ストレスに強い脳にするための運動
まず、ストレスに対する運動の効果的な方法として、毎回最低30分、週に2〜3回の有酸素運動を行うことが提案されています。
このような運動は長時間心臓をドキドキさせるものであり、脳にストレスに対するブレーキをかけるように訓練する効果があります。
具体的な運動方法としては、友達と一緒にビーチや公園でボールやフリスビーを使った運動を行ったり、ピクニックや散歩、スキー、ボート、卓球などを行うことが提案されています。
また、自転車やローラースケートで遠くまで行くこともおすすめされています。
運動の効果としては、毎回の運動直後からしばらくの間、ストレスを感じにくくなり、継続することで効果が大きくなるとされています。
また、運動を通じて不安感が減り、普段のストレスも減少し、落ち着いた状態でいられるようになると述べられています。